〔論稿〕別府祐弘[小野梓君碑と大久保麑山先生紀念碑]平成26年5月

[小野梓君碑と大久保麑山先生紀念碑]
  別府祐弘
  平成26年(2014)5月
   ⇔クリック[30頁]
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要 旨
福沢諭吉と小野梓共通の同志・中村正直によれば、
両校の建学の精神の源流は、
「大久保麑山先生紀念碑」に
彼が撰した顕彰碑文にあることになる。
つまり早慶両校の校風はその根底の理念において
繋がっているのである。

そして文明開化の大日本帝国の未来を
その旗手であった中村正直は、
両「志立」大学・「日本のオックスブリッジ」に託し、
「小野梓君碑と大久保麑山(げいざん)先生紀念碑」の撰文をして、
直後の明治24年にその生涯を終えた。

キーワード:中村正直、大久保麑山、小野梓、
      福沢諭吉、大隈重信、水島銕也、
      早稲田大学、慶應義塾大学、神戸大学、扇城学園

   目 次
1  はじめに
2  中村正直撰・小野梓君碑(宿毛・明治20年)と
   中村正直撰・大久保麑山先生紀念碑(中津・明治21年)―
   慶應義塾大学・早稲田大学・神戸大学・
3  中村正直撰・大久保麑山先生紀念碑と扇城学園
4  むすび
   平成26年(2014)5月
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※URL(アドレス)の変更に伴い一部訂正を行う。
 小野一雄 令和4年(2022)5月16日(月)
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“同窓会誌”より:別府祐弘

“同窓会誌”より
 別 府 祐 弘
(昭38修商~一橋大学大学院
 全[商・経・法・社]研究科 総代
 於卒業式・兼松講堂、昭41博商)

「スタンフォード大学経営大学院若手教官公 式認証」

PDF:同窓会誌②pdf

1.『稲栄』創刊号,1963年11月1日: 
  一橋大学F(古川)K(経営学)
  K(研究会・昭和16-現在の孫弟子まで)、
  古川会(昭和16年―43年 24期)  
  早稲田大学稲栄会(昭和33―50年 15期)
“魂に火を点ぜよ!
 学生はその燃え易いところから燃えるであろう” 
 アナトール フランス
一橋大学古川栄一教授はその弛みなき学問的情熱の火を、
学生の魂に点火することの名人である。
そして経営学的に開眼されて学生達が自然と足を運び
互いに切磋琢磨して高め合うところ、
それが古川ゼミである。
自然とそこには、
魂と魂との火花の如き接触と強い信頼関係が生まれる。
卒業してからも我々が真の心のふるさととして
限りなき憧憬を覚える所以である。
このゼミナーで開眼された幾多の火が
やがて実社会のそれぞれの生活の場に根を下ろし、
更に勢い良く燃え広がってゆくことだろう。
(別府祐弘 一期)

参照:「私の履歴書・澤部肇」日経2019/12/5(5期)

2.『稲祐』NO.2,1980年3月1日:
  稲祐会(昭和44年―平成19年 33期)
師走とはいえ例年になく暖かく、
研究室で人恋しくなっていたところへ、
旧友よりの誘いの電話。
待ってましたとばかりに
ジョージのダウンタウンへと繰り出す。
丁度日も暮れて、
洒落たパブの止まり木で傾けるグラスの酒が甘い。
程なく何年振りかの懐かしい顔が現れる。
大分腹が出たなとは思うが、
ニヤニヤしているところを見ると、
向こうもそう思っているのだろう。
「いやー、シバラク!
 お得意さんが吉祥寺に開店してね。
 丁度良いから君にも声をかけたのだよ。
 コイツ誰だかわかるか」 
そう言われて横を見ると、
少し頭が薄くなっているが、
確かに見覚えのある顔の男が立っていた。
「お忘れですか。二期の桑島です」
「最近京都から転勤して来てね。
 書類を見ていたら、
 早稲田大学政治経済学部別府祐弘ゼミって
 書いてあるじゃないか。
 それで連れて来たのだよ。
 貸付けだから、この店にも関係あるしね」
記憶は一挙に蘇る。
スタンフォード大学へ出立の為、
再会を約して別れたあの7年前の蕎麦屋の二階が・・・。
それにしても身綺麗な紳士になったものだ。
同座の人々へ次々にボトルのワインを注いでは
話し込むソツのなさ、
洗練されたマナー、
家庭を持ったせいか落ち着きまで感じられる。
すっかり愉快になって、
今夜は少し飲み過ぎたようだ。
ネオンが揺れる。
お星様がまわる。
思いがけずOBが一人同座していただけで、
心の安らぎがあった。
懐かしさがあった。
ただそれだけだった。
けれどもそれだけで
とても満たされた気持ちで家路についた。
(別府祐弘教授)

3.『都立新宿高等学校の思い出を込めて』30頁
 「生物部と経営学 」 7回 別府祐弘
 都立新宿高等学校生物部同窓会 2008年11月

4. 「円とドル」別府 祐弘
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 如水会2017年7月 Jul 2017

6.『朝陽』NO.70:「成蹊と私」,2021年6月1日: 
  朝陽同窓会100周年記念特集号
  In:「あらしのボートレース」別府祐弘
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別府祐弘「スタンフォード大学経営大学院若手教官公式認証」

【資料①】スタンフォード大学若手教官公式認証

     STANFORD UNIVERSITY
   GRADUATE SCHOOL OF BUSINESS
           STANFORD, CALIFORNIA  94305
JAMES C. VAN HORNE
Associate Dean
and Professor of Finance
             January 22, 1975
Mr. Yuko Beppu spent the academic year 1972-73 at the 
Stanford Graduate School of Business.
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【環境マネジメントと企業の戦略行動】オセアニアの日本企業(3):別府祐弘

【環境マネジメントと企業の戦略行動】
  オセアニアの日本企業(3)
  別 府 祐 弘
帝京経済学研究 第38卷 第2号(通巻54号)
2005年(平成17年)3月31日発行
帝京大学経済学会
   目  次
Ⅳ トヨタオーストラリア
(TMCA:Toyota Motor Corporaton Australia Ltd.. 以下TMCA)
の環境対応
 1.トヨタオーストラリアの概況
  (1)生産と雇用
  (2)販売
  (3)環境対策に対する受賞・認可
  (4)Altona工場
  (5)近年の状況(2003年のメディア・リリースから)
 2.トヨタオーストラリア(TNCA)の環境対応
  (1)トヨタ自動車TMC(本社)と
     トヨタオーストラリアTNCAの連携
   ①各社への要請
   ②環境情報ネットワークシステムの導入
   ③海外地域別生産環境会議の開催
   ④調達ガイドラインのグローバル展開
   ⑤海外販売代理店の環境取組みプランの策定
  (2)環境報告書の作成
  (3)TMCAの環境対応
   ①概要
   ②環境方針 Environmental policy
   ③法制上の必要条件 Legislative Requirements
 3.トヨタオーストラリアの環境マネジメント
  (1)環境マネジメントシステムの確立
  (2)目標設定~Setting Targets for the 5 year plan~
  (3)企業(環境)維持委員会
  (4)製品
   ①新商品 Camry
   ②燃費消費効率の向上
   ③代替燃料
   ④プリウス (2nd Generation)
   ⑤Eco-Vas
  (5)納入企業
   ①納入企業に対する環境マネジメント方針
   ②危険物質
   ③納入企業の後方業務
   ④納入業者のEMS発展支援への評価
   ⑤納入企業の環境活動への表彰
  (6)製造
   ①2002年製造部門の活動
   ②エネルギー消費の削減
   ③揮発性有機化合物(VOCs)
   ④燃焼による汚染
   ⑤その他の大気汚染
   ⑥大気汚染による臭気
   ⑦ゴミ問題
   ⑧環境騒音
   ⑨水消費量削減
   ⑩環境会計
   ⑪化学物質の管理
   ⑫環境危険物質の除去
   ⑬ISO14001再保証
   ⑭工場からの改善
   ⑮工場内におけるリスク管理体制
  (7)販売店と地域社会
   ①販売店(ディーラー)の環境管理
   ②クリーンエネルギー車の市場投入
   ③自動車の最期
   ④National Tree Day
   ⑤Toyota Community Spirit in Hobson bay
   ⑥利害関係者との連携
   ⑦Greenhouse challenge
   ⑧コミュニティーコンサルテーション
  4.環境マネジメントについてのQ&A
   Q1:EMSを導入する理由は何ですか?
   Q2:ISO14001のパフォーマンスとは?
   Q3:環境方針の情報はどのように見直すのですか?
   Q4:年に1回生産管理を見直す内容は?
   Q5:環境活動によるメリット乃至コスト削減効果とデメリット?
   Q6:環境マネジメントシステムENS/
     品質管理システムQMSの関係についてどうお考えですか?
   Q7:最後に拙稿
     「EU環境賞受賞ハルトマン社のステップ・モデル」
     にならって貴社のEMSの全体状況を
     マトリックス表でお示し下さい。
注記:トヨタ自動車(株)の概要
 ①財務的プロフィール
 ②プロフィール
 ③ハイブリッドカー・プリウス
 ④環境マネジメントの組織と体制
 ⑤トヨタの環境への取組み
 ⑥環境面での製品差別化戦略とプリウス再論
参考文献と資料
 ~目次以上~
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【環境マネジメントと企業の戦略行動】オセアニアの日本企業(2):別府祐弘

【環境マネジメントと企業の戦略行動】
  オセアニアの日本企業(2)
  別 府 祐 弘
帝京経済学研究 第38卷 第1号(通巻53号)
2004年(平成16年)12月31日発行
帝京大学経済学会
   目  次
 4.(Ⅱ オーストラリアの環境政策)むすび
Ⅲ オーストラリアの自動車産業
 1.概要
 2.世界市場でのオーストラリアの競争優位性
 3.重点的対応項目
  (1)軽金属供給拠点としてのオーストラリア
  (2)aXcess Australiaの主導する新低排気ガス自動車プロジェクト
  (3)LPG及びCNG産業の整備
 4.自動車産業とトヨタ・オーストラリアの社会的評価
  (1)良い評判指数 Good Reputation Index (GRI)
   ①GRIとは何か?
   ②企業評価の方法
  (2)企業評判指数 Reputation Quotient(RQ)
   ①概要
   ②実績
   ③手法
   ④特徴
   ⑤Toyota Australiaの評価
 5.むすび
注記 1)京都議定書 2)参考ニュース
   3)トヨタ・オーストラリア訪問の謝辞
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【環境マネジメントと企業の戦略行動】オセアニアの日本企業(1):別府祐弘

【環境マネジメントと企業の戦略行動】
  オセアニアの日本企業(1)
  別 府 祐 弘(写真:法王の真後中央)
帝京経済学研究 第37卷 第1・2合併号
2003年(平成15年)12月31日発行
帝京大学経済学会
Ⅰ 序説
Ⅱ オーストラリアの環境対策
1.重点課題
2.気候変動(Climate Change)の対策
  国際的な枠組みの中での取り組み
(1) これまでのオーストラリアの取り組み
(2) 京都議定書に対するオーストラリアの対応
① オーストラリア外務省の主張
② オーストラリア温室効果ガスオフィス
 (AGO:Australia Greenhouse Office)の主張
(3) 環境大臣、Dr.Cavid Kempの見解
(3)Australia-US Climate Action Partnership の締結
① アメリカの最新の環境政策
② オーストラリアのアメリカの環境対応に対する見解
③ Australia-US Climate Action Partnership の締結
3.気候変動(Climate Change)の対策
  国内での取り組み
(1) オーストラリア温室効果ガスオフィス
  (AGO:The Australian Greenhouse Office)設立
(2) AGOの温室効果ガス(オーストラリアの温室効果ガス対策)
① 活動の索引(Leading the Agenda)
② 早期の対応(Taking Early Action)
③ 代替エネルギーの推進(Promoting Sustainable Energy)
④ 土地の改良(Enhancing the Land)
⑤ 温室効果ガス排出への持続的な対応
(3) 自動車業界への温室効果ガス対策
① 代替燃料プログラム/
  Alternative Fuels Programs(AFP)
② 自動車産業における環境戦略/(ESMVI)
  Environment Strategy for the Motor Vehicle Industry
 ピタウ大司教との対話 2003年8月12日 ヴァチカンにて
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【EcologyとEconomy―EU環境賞受賞Brodrene Hartman A/S(Denmark)のケース―】別府祐弘

  Ecology とEconomy
 ―EU環境賞受賞Brodrene Hartman A/S(Denmark)のケース―
  別 府 祐 弘
2002年(平成14年)3月
成蹊大学経済学部学会「経済学部論集」
第32巻、第2 号、237-266頁
目次
序 本稿の目的と概要
 1.本稿の趣旨
 2.本稿の構成
Ⅰ ハルトマン社の概要
 1.コーポレートプロフィール
 2.事業内容
 3.沿革
Ⅱ ハルトマン社成功の外的要因
 1.はじめに
 2.ニーズ
 3.シーズ
 4.ニーズとシーズの一致
Ⅲ 環境に対する意識と実施体制
 1.はじめに
 2.環境理念
 3.環境の事業遂行上の位置付け
 4.環境への取り組みの実施体制
Ⅳ “STEPモデル”への取り組み
 1.はじめに
 2.6つの環境ツール
 3.ネットワーク
 4.ライフサイクルマネジメント
 5.環境マネジメント
 6.クリーンテクノロジー
 7.コミュニケーション
 8.インサービス・トレーニング
 9.STEPモデル
Ⅴ 市場への対応
 1.はじめに
 2.企業評価を高めるためにしていること
 3.‘エコ性’と品質/価格のバランスについて
 4.‘エコ性’と‘顧客満足ビジネス性’の優先順位
Ⅵ 結び
 1.まとめ
 2.課題
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